湿し灰を作る 第1回 灰を知る

先生の所にある湿し灰が残り少なくなってきたという話を聞き、自作してみることを思い立ちました。

まずは灰を知ることからはじめます。

茶道用の灰とは

灰にはいろいろな種類があり、茶道用の灰には大きく分けて、「風炉用 灰」と「炉用 灰」があります。
炉灰と風炉灰の違いは以下になります。

風炉の灰は風炉で使います。
風炉では灰形(はいがた)を作るので、灰はきめの細かいパウダー状になっています。

一方、炉の灰は炉で使います。
風炉の灰に比べて粒子が粗くなっています。
炉では、風炉のように灰形を作りはしませんが、炭点前の際に湿し灰をまきます。

茶道の風炉用の灰、炉用の灰とも、くぬぎ灰かなら灰が一般的です。

炉の灰の種類

販売用の炉用灰は、「普通の灰」「あくぬき 炉灰」「湿し灰」に分かれます。

値段は、それぞれ
「普通の灰」…630円 (税込 500g)
「あくぬき 炉灰」… 2,730円 (税込 550g)
「湿し灰」…2,730円 (税込 450g)
くらいです。(2013年2月現在)

今回は、自分であく抜きをして、湿し灰を作ろうと思っているので、普通の灰を1kg購入しました。
送料込で、1500円くらいでした。

次回は灰が届いてから、また作業工程等を書いていきたいと思います。

タイトルとURLをコピーしました