節分はせつぶん、または、せちぶん、と読みます。
節分とは
もともと節分は「季節を分ける」ことを意味していて、各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日のことを指しましたが、江戸時代以降は特に立春(毎年2月4日ごろ)の前日を指す場合が多くなりました。
節分の日付は現在は毎年2月3日ですが、これは1985年から2024年ごろまでに限ったことであり、常にそうではないようです。
節分は立春の前日であり、立春は太陽黄経が315度となる日。
節切月日の大晦日にあたります。
日本以外では節分を祝う風習がないそうです。
節分の歴史
季節の変わり目には邪気(鬼)が生じると考えられており、それを追い払うための悪霊ばらいとして様々な行事がおこなわれています。
節分の行事は、もともと宮中での年中行事であり、彩色した土で作成した牛と童子の人形を大内裏の各門に飾っていました。
これに追儺(ついな)という炒った豆で鬼を追い払う行事が重なり、徐々に現在の節分の行事の形になっていきました。
『臥雲日件録(瑞渓周鳳)』によると、1447年(文安4年)に「鬼外福内」を唱えたと記されています。
さらに近代、上記の宮中行事が庶民に採り入れられた頃から、節分当日の夕暮れ、柊の枝に鰯の頭を刺したもの(柊鰯)を戸口に立てておいたり、寺社で豆撒きをしたりするようになりました。
立春前日の節分に行われる伝統的な行事
邪気を追い払う為に、古くから様々な行事が執り行われています。
これらは、地方や神社などによって異なってきます。
豆撒き
福豆(炒った大豆)をまき、まかれた豆を年齢の数だけ食べ、厄除けをおこなう。
自分の年の数の1つ多く食べると、体が丈夫になり、風邪をひかないという言い伝えがある地域もある。
豆は「穀物には生命力と魔除けの呪力が備わっている」という信仰、または語呂合わせで「魔滅」に通じ、鬼に豆をぶつけることにより、邪気を追い払い、一年の無病息災を願うという意味合いがある。
一般的には「鬼は外、福は内(おにはそと、ふくはうち)」という掛け声だが、中には「鬼も内、福も内」という地域もあり。
使用する豆は、お祓いを行った炒った大豆であること。さもなければ、豆を神棚に供えてから撒く地方もある。
炒り豆を使用するのは、節分は旧年の厄災を負って払い捨てられるものである為、撒いた豆から芽が出ては困るため。
飾り
イワシの頭をさした柊などで邪気除けをおこなう。
恵方巻
恵方巻きという巻き寿司をまるかぶりする。
主に関西地方での行事だったが、近年急に関東にも風習としてコンビニやスーパーに並ぶようになりました。
毎年決まった方角をむいて、自分の分の巻き寿司を一気に食べます。
この際、一言もしゃべらず、笑顔で食べるきること、といわれています。
この辺は一体どこから広まった決まり事なんでしょう?面白いけれど。
2013年度 我が家の節分
恵方巻き
2013年は恵方巻きを手作りしようと思っていたのですが、インフルエンザにかかってしまい、スーパーで買って簡単にすませました。
量が多かったので、一本を半分に割って大人二人で食べました。
さらに、4歳の娘は余計な具が入っていると食べてくれないので、シンプルな一口サイズの巻き寿司を手作りして、それを一本食べてもらいました。
娘も恵方巻きの趣旨を理解してくれて、黙って一本食べきってくれました。
豆まき
豆巻きに関しても、簡単にすませました。
豆をまいてしまうと片づけるのが大変なので(笑、庭に小袋に入った豆をまき、その後回収して年の数だけ豆を食べました。
節分飾り
節分飾りはいつから飾るものなのかわからなかったので、2月2日の夜から、2月4日の朝まで飾っておきました。

