しめ縄 2012 – 2 – 輪飾りに挑戦!

和の工芸品を作ってみる
玄関用は一回り大きく作りました

藁をきれいに選定して、東京に持って帰り、親戚の子と一緒に輪飾りを作ってみることにしました。


ちなみに、輪飾りを作るのは特に日は決まっていませんが、飾るのは26日~28日か30日が望ましいそうです。
(25日以前でももちろんいいのですが、大抵の日本の家ではクリスマスの飾りがかかってますよね)

29日がダメなのは9(苦)に通じるから、31日がダメなのは「一夜飾り」が神様に失礼にあたるから、だそうです。

そういうわけで、我が家も28日に輪飾りを作りました。
結局作りきれなかったので30日にも作業をすることになりました。
来年はもっと早くから作業してもいいかも。

藁細工をするまえに、まず霧吹きで藁にたっぷり水をかけ、木槌で穂先をたたいてやる必要があります。
この作業が慣れなくて、結局最後まで要領がつかめませんでした。

ただ叩いたという感じ。

それでもなんとか藁作業はできました。
今回は米の藁を使いましたが、本当はもち米の藁が切れにくくてしなりがよくて藁細工には良いそうです。

香川の実家ではもち米も作っているので、来年はぜひもち米の藁で挑戦してみたいと思います。

輪飾りの作り方

輪飾りと一概に言っても、地方によって結構差があることが、京都、長野、香川、東京と見てみてわかりました。

今回は、最終的には東京で飾られていた&売られていた輪飾りを参考にして作りました。

1.叩き終わった藁を9~12本くらいとる。その先端をビニタイ(→ 画像)でしばると一人でも作業しやすかったです。
2.それを3等分し、三つ編みをする。
3.出来上がりの円サイズの真ん中より2編み手前で1本藁を足す。
4.2編みしてまた1本藁を足す。
5.さらに2編みして1本藁を足す。
6.最後まで三つ編みして、円にし、藁でくくるorビニタイでくくる。
7.穂先を切り、形を整えてできあがり。

穂先は無理に切り取らなくても、最初に作った画像にあるような感じで味があります。
稲穂つきでもすごくいい感じになると思います。

玄関用は、作り方がちょっと違います。
三つ編みではなくて、藁を撚(よ)ってつくりました。
左巻きになるようによって、輪にしてくくります。
その後、左右用のシデを作り、藁の束を後ろにつけてできあがり、です。

四手(紙垂)(シデ)の作り方

シデは、神域や祭場を標示し清浄を象徴するものです。
ぜひともこれも手作りしたいものです。

写真のように、互い違いに切り目を入れて、くるくる折っていくとそれっぽいものができあがります。
最初の画像にあるシデとは作り方が違います。
どちらも正しいようなのですが、最終的に今回は東京での売り物で多かったタイプにしました。

本当は半紙や奉書紙がいいようなのですが、B5のプリント用紙で作っちゃいました。

1.B5を縦半分に折り、横に半分、半分、もう一回半分に折ります。
2.横が少しだけ長いので、1/10くらい切ります。
3.広げて、横の真ん中を切り、2つに分けます。これで2枚作れます。
4.4つのうち端の1つを半分切ります。
5.さらに互い違いにぎりぎりまで切っていきます。(これがちょうど写真の状態です)
6.ぎりぎりの部分をくるくると折っていくと、シデの出来上がり!

そして、できあがったら、ご自身の神棚(なければそれに準ずるような、自分が清らかだと思っている場所)に1日置いておいてください。
こうして、お清めされた手作り輪飾りの完成です!
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