小雪

小雪(しょうせつ)は、二十四節気の第20、十月中(通常旧暦10月内)です。

現在広まっている定気法では11月22日ごろにあたります。
天文学的には、天球上の黄経(太陽黄径)240度の点を太陽が通過する瞬間。
黄道十二宮では9番目 人馬宮(いて座)の始まり。
恒気法では冬至から11/12年(約334.81日)後で11月21日ごろ。

期間としての意味もあり、この日から、次の節気の「大雪」前日までを「小雪」といいます。

呼び名の意味

小雪とは、わずかながら雪が降り始める頃という意味です。

この頃の季節感

陽射しは弱まり、冷え込みが厳しくなる季節。
木々の葉は落ち、平地にも初雪が舞い始める頃。
『暦便覧』では、「冷ゆるが故に雨も雪と也てくだるが故也」と説明しています。

この期間の七十二候

初候
鴻雁来(こうがん きたる):雁が飛来し始める(日本)
鴻雁来賓(こうがん らいひんす):雁が多数飛来して客人となる(中国)

次候
菊花開(きくのはな ひらく):菊の花が咲く(日本)
雀入大水為蛤(すずめ たいすいにいり はまぐりとなる):雀が海に入って蛤になる(中国)

末候
蟋蟀在戸(きりぎりす とにあり):蟋蟀が戸の辺りで鳴く(日本)
菊有黄華(きくに こうかあり):菊の花が咲き出す(中国)ある。

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