前回、ネット通販で購入した灰が届きました。
湿し灰を作るには、灰の他に番茶も必要です。
そこで、番茶も購入しました。
もちろん、主に飲むために使うため、おいしいと評判の番茶をさがして買うことにしました。
本当は京都に行った際に買うつもりでいたのですが、買う暇がなく、ネット注文しました。
届いた番茶はサイズがだいぶ大きいので、しばらくは買わなくてすみそうです。
灰と番茶がそろったら、もうできたも同然!?
作る気分も高まります。
番茶の下準備
本番は天気がいい日を選んだ方がいいですが、下準備はいつでもかまいません。
実際に湿し灰を作り始める前の準備として、まず番茶を煮出すところからはじめました。
中くらいの鍋いっぱいに水を入れて番茶を多めに流し入れて煮出しました。
でがらしでいいとのことでしたが、最初なので贅沢に専用に作りました。
出来上がったものを全部使います。
灰の下準備 -アクとり-
番茶を煮出している間に、灰の下準備です。
買ってきた灰(もしくは使い古した灰)をバケツに入れて、水を入れてアクをとります。
アクがなくなって透明になるまで何度も水を入れ替えるのが理想ですが、買ってきたばかりならそれほど気にすることはないと思います。
ただ、1度はやったほうがいいです。
今回も、買ってきたばかりの灰を使いましたが、相当なアクがでてきました。
アクの取り方としては、そろそろを上澄みだけを流してしまうという手もありますが、アクとりで取った方が大事な灰を流してしまう危険もなく、アクをすくい取った感も感じられて気持ちいいのでおすすめです。
灰の下準備 -干し-
アクをすくい終わったら、水を捨てて干す作業にはいります。
この時、いかに水をほとんど捨てて、灰を捨てないかが大事なところです。
今回は、初めてでわからないことだらけだったので、茶道の先生に作り方を伺いながら作っていったのですが、先生は「新聞紙」を使うのをすすめてくださいました。
もちろん新聞紙も準備したのですが、水がまだたくさんある段階で新聞紙の上に流すと、灰が流れていってしまうのが容易に想像できたので、布と濾すものを通して水と灰を分けようと思いました。
ところがこれが大失敗。
布に灰がどんどん吸い込まれていってしまい、まったく濾してくれませんでした。
たぶん、一番いい方法はできるだけちょろちょろとバケツから水だけを流していって、ある程度水がなくなったらアクとりで灰をすくって新聞紙においていく、という方法だと思います。
これだと、灰が流れていくこともほとんどなく、新聞紙が水浸しになることも防げます。
新聞紙は確かに優れていて、灰と水をきれいに分けてくれました。
さすが先生!
下準備はここまで。
この灰が乾いたら、いよいよ本番です。

